ニュース

第56回APO理事会開催2014/04/21

第56回APO理事会が2014年4月15日から17日、ハノイで開催され、19の加盟国・地域を代表するAPO理事および関係者、トルコ科学産業技術省、国際連合食糧農業機関(FAO)、独立行政法人国際協力機構(JICA)、汎アフリカ生産性協会(PAPA)からのオブザーバーら54名が出席しました。

基調講演を行うトラン・ヴィエット・タン・ベトナム科学技術副大臣
基調講演を行うトラン・ヴィエット・タン・ベトナム科学技術副大臣

来賓として出席したトラン・ヴィエット・タン・ベトナム科学技術副大臣は「企業にとって、生産性、品質、そしてイノベーションは国内および海外市場の業績と競争優位を高めるのに役立つ要因である。アジア太平洋地域の生産性や品質を高めるための活動を推進しているAPOは革新的でふさわしい戦略を打ち出し、さらに効率的な方法で加盟国を支援すると期待している」と挨拶の中で述べました。

ゴ・キィ・ヴィエット・ベトナム国APO理事は歓迎の挨拶で、「APOは域内の加盟国間だけでなく、他の国際機関と加盟国をつなげる重要な橋でもある」と述べました。ヤマランツ・エルケムバヤー・APO議長も同様に「ここ数年にわたる世界的な経済および財政危機にも関わらず、昨今のAPO地域は経済成長の回復を見せている。2014年は全てのAPO加盟国・地域にとって大きな経済成長の強化を期待できる。さらなる成長と競争力強化を求めて尽力するにあたり、生産性向上は我々の最優先事項の1つである。これら目標を達成するためAPOは加盟国・地域の生産性と競争力の向上にむけてさらに努力し続けねばならない」と主張しました。

また本会議では、2014-2015年のAPO議長としてクリシュナ・ギャワリ・ネパールAPO理事が、APO第一副議長にアリフ・イブラヒム・パキスタンAPO理事代理が、APO第ニ副議長にマルガリータ・ソンコ・フィリピンAPO理事がそれぞれ選出されました。

本理事会では、事務局長からの年次報告、APO加盟国分担金算定方式の見直しに関する報告、2015-2016年2ヵ年暫定予算が主な議題でした。

2015-2016年2ヵ年暫定予算について、理事会は、加盟国による年次分担金総額を2013-2014年2ヵ年と同等額に維持しつつ、APO事業数を5%上乗せすることで、満場一致による承認をしました。上乗せした事業に関わる支出増額分については、余剰金および他の財源より当てられます。

APO理事は次期5年の各国の成長の主要な原動力についてそれぞれ発表しました。さらに各国の政策決定においてどの分野でAPO事業が貢献できるかにおいて、それぞれの意見を交換しました。また、多くの加盟国がAPO事業をさらに拡大できるための代替財源を開拓するよう、事務局に対し強く要請しました。

本理事会の一環として理事会参加者は薬草製造業者のトラファコ(Traphaco)およびベトナム民族学博物館を視察しました。過去にAPO事業に参加した経験を持つブ・ティ・トゥアン・トラファコ会長は、どのようにベトナムの伝統的な薬とその知識を商業化させたか、興味深い話を視察団に語りました。ベトナム民族学博物館はベトナムの54民族の文化遺産が保存、展示された貴重な施設でした。

閉会式ではタイ国APO理事代行のブンディ・ブンヤギジ氏が第57回APO理事会の開催国はタイであることを発表し、来年の理事会ではAPO理事をバンコクで歓迎すると述べました。タイト・ロバ・ワカ・フィジー国APO理事はAPO理事を代表して本理事会の開催国であったベトナム政府、そしてゴ・キィ・ヴィエット・ベトナム国APO理事には理事会を成功に導いたリーダーシップと指導に対し感謝の辞を述べました。

天野APO事務局長も閉会の挨拶の中でベトナム政府に謝意を示しました。またトラン・ヴィエット・タン・ベトナム科学技術副大臣には本理事会への出席および中小企業の生産性向上を推進するAPO活動への支持に対して、本理事会でAPO議長の任期を終えたヤマランツ・エルケムバヤー・モンゴル国APO理事には任期中のリーダーシップに対して、APO加盟国政府とその生産性本部にはAPO事務局への支援に対して、そしてベトナム生産性本部とその職員にはAPO事務局と協力して本理事会を成功裏に終わらせた功労に対し、それぞれ謝辞を述べました。

第56回APO理事会
第56回APO理事会

Page Top