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第51回生産性本部代表者会議、バンコクで開催2010/10/19

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10月19日から21日にかけて開催された第51回生産性本部代表者会議(WSM)にはAPO加盟国の生産性本部の代表者および農業部門代表者35名のほか、9加盟国の生産性本部から17人のアドバイザー、国際連合食糧農業機関アジア太平洋事務所、汎アフリカ生産性協会、国際連合貿易開発会議、国連アジア太平洋経済社会委員会からオブザーバーとして4人が、タイのバンコクに集いました。

タイ国APO理事代理兼タイ生産性本部理事長・Dr. Phanit Laosirirat は開催国を代表した歓迎の挨拶で、ここ数年間、APOは世界動向の変化や加盟国の発展度に合わせて事業の質や実施数を改善しており、その結果これまで以上に経験と新しい知識の蓄積に成功していると指摘し、「APOは独自で生産性のCOE(中核組織)となり、世界でも独立した地位を獲得している」と述べました。

タイ国APO理事兼工業省事務次官・Dr. Witoon Simachokedee は開会の辞で、「社会経済の発展を通じて富と生活の質の向上をもたらすには生産性が重要だ」と繰り返し述べ、生産性向上に大きく貢献する、資本、労働、技術の3つの重要要素に集中して相乗効果をもたらすことで競争力強化と生産性向上のために努力すべきと強調しました。

会議は議長にPhanit氏、副議長にラオス国生産性本部の代表者 Soutchay Sisouvong氏 を満場一致で選出。議題が可決され、山崎隆一郎APO事務総長による演説、APO事務局による2011-2012年の事業計画と2009年実施プロジェクト評価報告の発表が続きました。

2011-2012年の事業計画の発表では事務総長が演説の中で触れた変更点について事務局が詳細を説明しました。規模が縮小されたプロジェクトの実施期間への影響について代表者から質問が出たのに対し、事務局は実施期間は原則的に変更しないと返答。代わりに海外から招聘する講師の数を減らし、プロジェクト開催国内で相応の講師を招くなどの方法で調整すると説明しました。

photo2第51回生産性本部代表者会議開会式

2009年に実施されたプロジェクト評価は、2部に分けて事務局から報告されました。1つめはプロジェクト実施直後に現地で参加者や講師から得られる評価、2つめはプロジェクト終了後のインパクト評価の調査。インパクト評価はAPO外部の評価者として本年度調査を行ったSerafin Talisayon教授が発表しました。Talisayon氏は、APOプロジェクトは参加者に対して明確なプラスの効果が見られるが、参加者が属する組織に対する効果については明言できないと報告しました。対策として、APOプロジェクトの参加者が、帰国後プロジェクトで学んだことを職場で共有し適用できるよう、参加者の組織や企業は環境を整えるべきであるとTalisayon氏は提言しました。

19日午後、各国代表者はそれぞれの国別報告の中で、これまでAPOが各加盟国の社会経済発展へいかに貢献したかについて、また各生産性本部が将来取り組むべき課題におけるAPOの支援を期待する分野について発表しました。これら加盟国の意見は、来年に50周年を迎えるAPOがこれまでの事業を振り返り、今後の方向性を決める参考となりました。

今後のAPO事業の在り方については2日目午後に行われた戦略的計画会議でも引き続き話し合われ、APOの重点分野について様々な洞察力ある意見が出されました。活発的かつ建設的な会議の中で出された意見はAPO事務局にまとめられ、2011年のAPO理事会の議案として提出されます。

また、同日午前にはWSM出席者が工業・サービス業分野と農業分野の2つの委員会に分かれ、変更された2011年プロジェクトのラインアップを確認し、2012年のプロジェクト計画を検討しました。

最終日、議会は2011年の理事会に提出される本WSMの報告書と議事録を承認。出席者を代表して副議長を務めたラオスの代表者Soutchay Sisouvong氏は感謝の辞の中で開催国タイへ感謝の意を表し、2011年の10月にビエンチャンで開催予定のWSMでは、ラオスがWSM代表者を歓迎できるのを心待ちにしていると述べました。第51回WSMはAPO事務総長とPhanit氏の挨拶によって幕を閉じました。

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