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2015年 天野万利事務局長 新年挨拶2015/01/01

sg message2015

新年おめでとうございます。

2014年はAPOにとって実り多く、活気に満ちた一年となりました。本年は、APO加盟国にインパクトの高い分野に焦点を合わせ、昨年の成果を更に前進させるべく決意を新たにしております。

APOのセンター・オブ・エクセレンス(Center of Excellence: COE)プログラムは、引き続き着実な成果を挙げております。シンガポール生産性本部での経営品質に関するCOEに続き、中華民国生産性本部による緑の生産性(Green Productivity: GP)のCOEも、加盟5カ国に18回にわたる技術支援団を派遣するなど、大きな実績を残しました。これらに続き本年は、第三のCOEを立ち上げる予定です。

日本政府による特別拠出金は、水資源管理、環境・創造未来都市、農業などの多様な分野で、加盟国のみならず非加盟国のミャンマーにも役立つ活動に使われました。今後も一層の特別拠出金の獲得を図り、加盟国ニーズに確実に応えていきたいと考えております。

2014年を通じて、APOの活動はアジアおよび世界各国のメディアで1,000回以上取り上げられ、2013年の270回を大幅に上回りました。また、APOのウェブサイト刷新に加え本年は、関係各方面の皆様を結ぶ場として、APOポータルの立ち上げを予定しております。今後も引き続きAPOの活動の知名度を高めながら、各国政府、国際機関、生産性向上に携わる専門家の皆様との連携を強化し、さらなる協力関係の拡充に取り組んでまいります。

こうした連携・協力強化の一環として、昨年、APOと米国コーネル大学は、農業ビジネス経営コースの学術研究協力に関する覚書(MOU)に調印しました。今後は、アジア開発銀行、国連、世界銀行などとの協力関係を強化しつつ、経済協力開発機構(OECD)との連携、アフリカ各国との関係強化についても視野に入れていく予定です。

同時に、アジア地域のより多くの国々に対し、APOへの加盟の働きかけも活発化させてまいります。また、より多くの方々がAPOのデジタル・プログラムに参加できるよう、ビデオ会議設備の導入、e-ラーニングやITを活用したプロジェクトの効率化も図って参る所存です。

さらに本年は、2020年までのビジョン達成に向けたAPOロードマップおよびGP 2020(注1)を策定・推進し、より実行力ある戦略を練り上げ、加盟国の政策決定および持続的かつ包括的な経済成長を支援してまいります。これらの活動計画は、本年度の理事会での議論に向け、加盟国との最終調整を進めているところです。ロードマップに基づく、より効果の高いプロジェクトの立案と実施を実現し、生産性向上の分野で目に見える成果を挙げ、アジア太平洋地域の皆様の生活の質の向上に貢献していきたいと考えております。

末筆になりますが、皆様の御多幸と繁栄を願うとともに、より生産性の高い一年となりますように祈念いたします。

(注1)GP 2020(緑の生産性2020)とは、2014年11月4日から6日にかけて、台北で開催されたAPO「緑の生産性・世界会議」で表明された基本指針であり、APO加盟国・地域が2020年までに国連の定める持続可能な発展を達成するため、一層GP事業を推進していくことがうたわれています。

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