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APO加盟国参加者がトヨタ生産方式の手法を習得2009/11/30

研修コース「生産システムの革新」(Training course on Innovation in Production Systems)
研修期間:2009年11月30日~12月11日
実施場所:東京、神奈川、愛知
実施機関:財団法人 日本生産性本部

APOは11月30日から12月11日まで、生産システムの革新をテーマにした研修を日本で実施し、13カ国から生産性本部のコンサルタントや企業の製造部門担当者など、18名の参加者がトヨタ生産方式を基にした生産ラインにおける改善手法を学びました。

参加者は先にAPOが実施したEラーニングでトヨタ生産方式の基礎知識を習得しており、本研修では現場でトヨタ生産方式専門家の指導を受けながら、生産ラインを診断し戦略的な計画を策定する能力・技術を得ることを主な目標としていました。

photo2株式会社平山で模擬ラジエータの組み立てラインで実習を行う参加者

研修の前半はトヨタ生産方式の復習や生産革新システムの要点について学んだ後、愛知県の企業(エイベックス株式会社、株式会社平山、トヨタ自動車堤工場、株式会社デンソー、協和工業株式会社)を視察し、ジャスト・イン・タイム、自働化システム、かんばんなど、トヨタ生産方式の実践を見学。協和工業訪問時には鬼頭佑治・代表取締役社長ご本人による改善活動を継続的に展開するための経営トップの役割や働きかけなどの説明を聞く機会を得ました。また、株式会社平山においては模擬ラジエータの組み立てラインから作業時間、作業方法を分析して改善案を導き出し、その案を基に実際のラインを変更する実践的な演習を行い、改善の見方と考え方を学習しました。

研修後半では製造におけるコスト削減のための製品コストの正確な計算と改善を行うための方法として、「ティアダウン手法」を演習。インクジェットプリンターを実際に分解し、コスト計算およびコスト分析の方法を学びました。また、「バリュー・ストリーム・マッピング手法」という、製品が原材料から加工されて顧客の手に渡るまでの流れを図に表すことによって現状を把握し、工程を改善する具体的な手法を習得しました。

研修の締めくくりとして行われたグループ討議の発表では、「トヨタ方式の考え方を普及啓発するための研修を実施する」「改善を推進するリーダー育成を図る」「帰国後すぐに自部門のバリュー・ストリーム・マッピングを作成し、分析する」と視察や演習を通して学んだトヨタ生産方式の自国での展開法を共有し合いました。

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