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クラスターアプローチのメコン地域開発への応用2007/12/11

2007年12月11日~12月14日
ワークショップ「メコン地域における総合地域社会開発―農村工業化及び異業種ネットワークを通じた地域開発」
実施場所:福岡
協力:九州大学アジア総合政策センター、福岡県庁

12月11日から14日の4日間、福岡県で九州大学アジア総合政策センターと福岡県庁の協力を得てAPOワークショップ「メコン地域における総合地域社会開発―農村工業化及び異業種ネットワークを通じた地域開発」を、メコン地域とのパートナーシップの強化を図る日本政府外務省の特別拠出金により実施しました。

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歓迎レセプションで麻生福岡県知事と懇談する参加者

歓迎レセプションで麻生福岡県知事と懇談する参加者
ワークショップでは、メコン地域におけるAPO加盟国であるカンボジア、ラオス、タイ、ベトナムの4カ国からの、地域開発に関わる主要プレーヤーである地域開発担当省、県・特別市など地方公共団体、生産性本部、コミュニティ開発NGOの幹部職員など20名が参加しました。参加者は一村一品運動とは異なる、農業と工業の連携や、異業種のネットワーキングによる地域産業クラスターモデル等の地域開発モデルについて講義等を通じて学び、具体的な農業と工業の連携やクラスター事業の事例について先進的な福岡県の成功事例を視察するとともに、持続的な経済成長の実現に向けた将来の地域ビジョンについて討議しました。

最終日の討論会では参加者から、「各講師からの講演や視察などを通じて、各国で発展度合いは違うものの、消費者の需要に即した高品質な農産物・食品生産の重要性や、地域の中堅中小企業・ベンチャー企業等の大学、研究機関等のシーズを活用したバイオ、環境、地域特産の食品・手工芸品など、ものづくり等のクラスター形成による技術革新を通じた地域の競争力強化の重要性について、理解を深めることができ、自国の地域開発に今回の成果を活用したい」と報告がありました。

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参加者を歓迎する麻生福岡県知事と竹中APO事務総長
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開会式で参加者を歓迎する柳原九州大学理事・副学長
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北九州エコタウンでは過去の公害を克服した経験に基づく環境保全政策と産業振興政策の統合を学ぶ
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北九州イノベーションギャラリーでは産業技術保存とイノベーションの重要性を学ぶ
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福岡県農業総合試験場で高品質農産物生産に向けた試験研究と知的財産保護を学ぶ
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久留米リサーチパークに入居するバイオ・ベンチャー企業を紹介するバイオ事業部の広瀬担当部長
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福岡県工業技術センター生物食品研究所で農工連携による新しいソフト清酒開発の説明に聴き入る参加者
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最終日に自国の地域開発への適用可能性を真剣に議論するベトナム・グループ


【参考:ワークショップのプログラム概要】

12月11日(火)

 開会式
 基調講演:「農業と工業の連携によるバランスある地域づくり」
   講師:九州大学アジア総合政策センター副センター長・教授 坪田 邦夫
 講演1:「福岡県の活性化について」―福岡県の概要と県政の展開―
   講師:福岡県企画振興部次長 田尾 泰幸
 講演2:「21世紀を勝ち抜く攻めの福岡県農業をめざして」―総合的戦略による競争力ある産地づくり―
   講師:福岡県農政部次長 長井 俊彦
 講演3:「産学官連携による地域産業活性化」―福岡バイオバレープロジェクト-
   講師:福岡バイオ産業拠点推進会議 バイオ産業振興プロデュサー 具嶋 弘
 講演4:「魅力的地域づくりに向けた産学連携における大学の役割」
   講師:九州大学知的財産本部 文部省産学官連携コーディネーター特任教授 深見克哉
 アジア生産性機構事務総長主催歓迎レセプション

12月12日(水)

 カンボジア、ラオス、タイ、ベトナムの地域開発の現状・課題等に関するプレゼンテーション
 北九州エコタウンセンター視察(環境産業集積)
  ・北九州エコタウン事業全体概要説明
  ・家電リサイクル事業(西日本家電リサイクル(株))
  ・廃木材・廃プラスチックリサイクル事業((株)エコウッド)
 北九州イノベーションギャラリー視察(産業技術保存とイノベーション)

12月13日(木)

 福岡県農業総合試験場視察(品種改良、農産物知的財産保護)
 (株)久留米リサーチパーク視察(福岡バイオバレープロジェクト)
 福岡県工業技術センター生物食品研究所視察(機能性食品開発など)

12月14日(金)

 国別グループに分かれて将来の地域開発戦略について討議
 国別グループの討議結果プレゼンテーション
 ワークショップの総括、評価、閉会式

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