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アーヴィン・ディワート教授、 国民経済計算測定における産官学協力の必要性を強調2007/10/22

APO-KEIO公開講座「国民経済計算体系における生産性の測定」
2007年10月22日 於 慶応義塾大学三田キャンパス

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生産性測定の世界的権威の一人であるアーヴィン・ディワート教授
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ESRI黒田所長による日本の統計システムの改革や国際基準との統一化の試みについて「とても参考になった」というコメントを多くの聴講者からいただきました。

APOは、慶応義塾大学産業研究所との協賛及び内閣府経済社会総合研究所の後援による公開講座「国民経済計算体系における生産性の測定」を開催し、生産性測定に携わる産官学セクターや国際機関より研究者、実務者や学生など80名以上が参加しました。

公開講座は、慶応義塾大学産業研究所所長の早見均教授による開会挨拶から始まり、竹中繁雄APO事務総長によるビデオメッセージに続き、アーヴィン・ディワート教授(カナダ・ブリティッシュコロンビア大学経済学部)が講義を行いました。

講義の中でディワート教授は、測定項目の複雑な構成をかんがみて、生産性測定にまつわる諸問題と課題について説明しました。また、国民経済計算体系(SNA 1993)に帰属する産業ベースの全要素生産性測定における問題点について述べ、さらには、金融サービスの生産性測定の難点と間接的に計測される推計手法案及び推計値分析について触れました。また、ディワート教授は、これらの正確な生産性測定の難しさを述べた上で、政府、経済統計研究者、国際機関の共同努力の必要性を呼びかけました。(アーヴィン・ディワート教授のレクチャー資料はこちら

黒田昌裕 内閣府経済社会総合研究所(ESRI)所長は、閉会挨拶の中で、今年成立した改正統計法に基づき設置された「統計委員会」について紹介し、これまでは省庁ごとに作成されてきた統計を相互連携し、生産性測定において最も重要なGDPを意識して日本の統計を整備していく方向性について述べ、同時に国民経済計算システムを国際基準に沿った形で改善していく必要性を述べました。(黒田昌裕氏の閉会挨拶資料はこちら

今回の公開講座は、今年からスタートしたAPO生産性データベース・プロジェクトの一環であり、APOは今後もディワート教授のアドバイスを参考にしながらアジア太平洋地域の生産性データベース構築にむけてプロジェクトを進めていく方針です。

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