2020年代の幕開けを迎えて

2020/01/15

SG portrait今年は21世紀に入って20年が経過し、いよいよ2020年代に突入する重要な節目にあたります。設立60周年を来年に控えたアジア生産性機構(APO)にとって、正念場ともいえる1年の幕開けです。

APOが組織として60年間存続し得たことは賞賛に値します。しかし、未来に目を転じるなら、APOが存在意義のある組織として、より生産的で豊かなアジア太平洋地域を実現するという地域全体の目標に貢献しつづけるには、何をなすべきか、今こそ問い直すべきでしょう。

喫緊の課題としては、続々と出現する新世代のテクノロジーによって生じる環境変化に対応し、生産性の重要性を明確に打ち出すことが求められます。革命的ともいえるこの目まぐるしい転換期にあたり、生産性を向上、持続させためるには、どのような手段や技術、ツール、手法が求められるのかを見極めねばなりません。

同じく重要な課題として、全世界が直面する共通の問題を解決するために、APOが組織として果たすべき役割を明確にする必要があります。約60年にわたり蓄積してきた知識や経験を生かし、我々は国際社会を尊重しAPOならではの貢献を果たせることを確信しています。APOが進める多様な生産性イニシアチブを、国連主導の持続可能な開発目標(SDGs)に連動させるとともに、他の国際機関やAPO加盟国・地域の政府機関・団体と広域的パートナーシップを構築し、相乗効果を追求することが戦略的な鍵となります。

進化した新しい生産性ソリューションの実現には、加盟国をはじめ、関係する諸機関や個人が主体性を一層発揮し、協力を深めていくことが不可欠です。力を合わせ、前途に待ち受けるさまざまな試練に、共に立ち向かっていきましょう。

2020年が素晴らしい1年となることを祈りつつ。

APO事務局長 AKP・モクタン