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生産性本部代表者会議、スリランカにて開催2014/10/22

第55回生産性本部代表者会議(WSM)が、2014年10月21日、スリランカのコロンボで開幕しました。この会議にはAPO加盟国の生産性本部(NPO)・農業団体から35名の代表者、17名のアドバイザーが集まり、世界銀行、食糧農業機関(FAO)、汎アフリカ生産性協会(PAPA)からのオブザーバーの参加もありました。この会議では、APO2カ年事業計画(2015–2016年)の審議、APOの2020年ビジョン達成に向けたロードマップ案に関する協議、2012–2013年プロジェクトの成果の報告を主な議題項目としています。

会議はスリランカのAPO理事を務めるウパリ・マラシンゲ(Upali Marasinghe)氏の歓迎の挨拶で始まり、その中でマラシンゲ氏はスリランカは2014~2015年に新たな生産性向上の転機を迎えるとの見解を示し、その理由として「生産性推進省は、生産性に関する方針の策定、実施、見直しに向けて複数の取り組みを始めている。APOの支援のもと、様々な研修コース、ワークショップ、会議、視察研修、セミナー、eラーニングが行われており、これらの支援が期待通りの成果に大きくつながっている」と述べました。


歓迎の挨拶を述べるウパリ・マラシンゲ・スリランカ国APO理事(写真右)。(写真左から)W.M.R.ぺリサ・ウィラシンゲ(Pelitha Weerasinghe)生産性推進省副次官、天野万利・APO事務局長、サラス・アムヌガマ(Sarath Amunugama)国際資金協力担当上級大臣兼財務・計画副大臣、バシール・セグダウッド(Basheer Segudawood)生産性推進大臣

開会挨拶を述べるバシール・セグダウッド(Basheer Segudawood)生産性推進大臣
開会挨拶を述べるバシール・セグダウッド(Basheer Segudawood)生産性推進大臣

続いて、生産性推進省のバシール・セグダウッド(Basheer Segudawood)大臣が開会の挨拶で「スリランカは、要素主導型経済から効率主導型・革新主導型の経済へと移行している。生産性、創造性の向上が革新をもたらし、それによって生産性が更に高まることで、スリランカの一人当たりの国民所得は増加するであろう」と述べました。

さらにサラス・アムヌガマ(Sarath Amunugama)国際資金協力担当上級大臣兼財務・計画副大臣は開会演説の中で「スリランカは技術分野に有益な投資を行っている」と述べ、持続可能かつ包括的な開発を導き、全国民にその恩恵をもたらすには、技術主導の経済成長における、経済、政治、社会面のバランスが大切であると強調しました。

開会演説を行うサラス・アムヌガマ(Sarath Amunugama)国際資金協力担当上級大臣兼財務・計画副大臣
開会演説を行うサラス・アムヌガマ(Sarath Amunugama)国際資金協力担当上級大臣兼財務・計画副大臣

このWSMでは、スリランカのNPO代表であるマラシンゲ氏が議長に、シンガポールのNPO代表であるリユン・ワイ・リン(Leung Wai Ling)氏が副議長に選出されました。天野万利・APO事務局長は、「本会議に集った各国代表者の方々には、多国間プロジェクトの自国での開催について再確認をし、必要に応じてプロジェクトの修正案をご提示頂きたい。各加盟国が相互協力の精神に基づいて最低でも1つの多国間プロジェクトを自国で開催して頂けることが望ましい」と念を押したうえで、「そうすることによって、各開催国においてAPOの存在意義を高め、APO活動の認知度や知名度を高めることにつながる」と指摘しました。

会議中に行われた第1合同セッションでAPO事務局は「緑の生産性(GP)」に関するAPOセンター・オブ・エクセレンス(COE)について報告を行い、続いて8月に東京で行われたAPO連絡官対象戦略的計画に関するワークショップの概要を説明しました。また国別事業であるカテゴリーCプロジェクトの最新情報も紹介され、「ナショナル・フォローアップ・プログラム」制度の創設およびAPOの2020年ビジョン達成のためのロードマップ案に関してそれぞれ提案が出されました。

第2合同セッションでは、各国NPOが自国の主要部門の最新経済目標を発表しました。更に戦略的計画セッションでは、出席者は複数のグループに分かれ、APOの2020年ビジョン達成に向けたロードマップ案について深く議論しました。

第55回生産性本部代表者会議
第55回生産性本部代表者会議

写真提供:National Productivity Secretariat (スリランカ生産性本部)

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